GfKグループでは、日本を含むアジア全域を対象とした「GfK Certified※」を昨年に引き続き実施いたします。これに伴いジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社は、日本国内における2009年家電・パソコン関連59カテゴリの販売結果をまとめました。
※この「GfK Certified」はGfK グループが集計を行う日本およびアジア各国・地域において、主要カテゴリ別に1年間の販売数量シェアの最も高かったメーカーを発表するものです。
2009年、薄型TVはエコポイント制度により大きく市場が拡大、数量前年比は47%増に達した。薄型TVの多くがエコポイント制度対象製品であるため、同制度が実質的な値下げとなり消費者の需要を喚起した。画面サイズ別にみると、40インチがシャープ、東芝の新製品投入により伸長した。
また、薄型TV主要メーカー各社は自社のBlu-ray Discレコーダー(以下、BDレコーダー)やホームシアターラックなど関連商品とのリンク機能を訴求、それぞれ数量ベース、金額ベースともに大幅に前年を上回った。特にBDレコーダーはDVDレコーダーからの移行が進展、2009年通年のレコーダー全体におけるBDレコーダーの数量構成比は65.4%、金額構成比は78.7%に到達した。
一方、Blu-ray Discメディアへの移行は遅れており、2009年通年でのメディア全体における数量構成比は4.3%にとどまった。
既に成熟市場である携帯音楽プレーヤーはAppleとソニーの寡占化が更に進展し、両社で市場全体の91.1%に達している。
メモリーカード、USBメモリーは、数量ベースではプラス成長を遂げたものの、平均価格の大幅な下落により、金額ベースでは前年を下回った。
デジタルカメラは数量前年比2.3%減にとどまったものの、平均価格の下落が影響し金額前年比10%減となった。特にコンパクトは金額前年比18%減と、一眼レフ(含レンズ・ユニット交換式)と比べ値下がり幅が大きかった。
昨年、急速な市場の立ち上がりを見せたデジタルフォトフレームは、2009年に100万台を突破。昨年から4倍以上の急成長となった。ギフト需要として定着しつつあることに加え、携帯3Gネットワーク対応モデルや3D対応モデルなどが発売され、新たな写真の楽しみ方が提案されたことも販売を後押しした。
2009年の通信関連市場における最大の話題はiPhoneをはじめとするスマートフォンの躍進だろう。09年7月にiPhone3GSが発売されると、ソフトバンクのキャンペーンも奏功して大きく販売台数を伸ばした。これを受け各社がスマートフォンを発売、ラインナップの拡充に伴いスマートフォンの数量構成比は通年で13%を占めるに至った。スマートフォンの大幅増はあったものの、09年の家電量販チャネルは数量前年比14%減と厳しく、2年連続のマイナス成長となった。こうした環境のなか、GfK Certified 2009の携帯電話カテゴリーでは、各キャリアで20%以上のシェアを確保したシャープが2年連続で首位となった。
また、非通話型携帯とも言えるデータ通信カードが前年比117%増と引き続き急拡大した。年後半はやや失速したものの、ネットブックとのセット販売が好調で、本カテゴリーではHUAWEIが2年連続での首位となった。
新OS Windows7の登場とネットブック動向が注目された2009年のパソコン、及び周辺機器市場は、2008年同様、パソコンを筆頭に数量前年比はプラスを維持するも、金額は平均価格の下落により前年割れとなるカテゴリーが多かった。
パソコンは、デスクトップPCからノートPCへのシフトが更に加速し、デスクトップPCの数量前年比3%減に対して、ノートPC全体は22%増と昨年の15%増を上回る成長となった。
注目が続いたネットブックは、夏以降前年比の伸びが小さくなり、12月は前年割れとなったが、ノートPC全体における通年の数量構成比は21%で、2009年店頭で購入されたノートPCの5台に1台は、ネットブックとなった。
新OS Windows7の影響としては、前年割れが続いていたデスクトップPCが、11月、12月は、数量、金額ともにプラスに転じた。さらにパソコン用ソフトのOSジャンルは、Windows7と8月に登場したMac OS Snow Leopardの影響で、数量94%増、金額47%増と、大幅なプラス成長となった。
GfK Certified 2009対象の19カテゴリーのうち、15カテゴリーにおいて、2008年の首位メーカーが首位の座を堅持した。
厳しい経済環境が続く中、2009年は生活家電にとって明暗の分かれる年であった。消費者の生活防衛意識の高さから、あらゆるカテゴリーが販売数量で前年割れとなった一方、エコポイント制度や「快適な巣篭もり」を求める消費者ニーズによって平均単価が上昇し、多くのカテゴリーが販売金額では前年超えを達成した。
エコポイント対象の冷蔵庫は、大容量・省エネモデルの牽引により金額前年比12%増となった一方、同じく対象製品のエアコンは冷夏の影響を受けて数量前年比11%減、金額前年比8%減と低調に推移した。
また、2009年は空清関連製品が健康対策意識の高まりを背景に大きな成長を遂げた。空気清浄機の市場は各種ウイルス抑制技術の進歩により活況を呈し、金額前年比105%増となった。
GfK Certified 2009対象の生活家電22カテゴリーでは、1位メーカーの平均シェアは35.5%となり昨年の35.1%を上回った。同様に、上位3社合計のシェアは72.0%となり、昨年の71.3%からさらなる寡占化が進んだ。
生活家電で最も多く上位3位にランクインしたメーカーはパナソニックで、18カテゴリー。2番目に東芝が8カテゴリー、3番目に象印が7カテゴリー、4番目に日立製作所の5カテゴリーとなった。
期間
2009年1月期~2009年12月期 (年間合計値)
基準
メーカー別数量シェア
(2009年1月~12月合計の販売実績より該当メーカーを決定)
地域
日本、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、台湾、シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド、カンボジア
調査方法
全国有力家電量販店の販売実績(データベース名称:ACSISS-E)より数量シェアを算出
対象品目
59カテゴリ
GfK Japan Certifiedについては2010年1月中旬、その他の地域については2010年3月に発表予定です。
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